本日の主題は、目次。
タイニイアリス30周年に合わせて、本を出版することが決まっているのなら、
本の章立てを決めてから、イベント全体の構成を考えてもいいのではないか、
ということで、目次をどうするかを話し合う会議。
まず、持ち寄った本、それぞれの良さ・悪さを照らし合わせる。
1.グラフ前進座
前進座の活動を、10年毎に区切って、その時期の特徴と写真を載せている。
巻末には、作品の年表、前進座が上演した全ての作品・演目
・作演出・スタッフ・配役が載っていて、
その時期にどれくらい芝居をやっていたかがはっきりわかる。
前進座がスターシステムでやってきたこと、
演じられる人が死んでしまって、歌舞伎のレパートリーが、
減ってきていることも、同時に見える。
以上のことから、
?内部的には、座内の結束を固め、プライドを感じることができるという役割。
?対外的には、前進座を研究する人のための研究資料。
以上、二つの目的がこの本にはあることがわかる。
2.韓国のPAMS(見本市)の冊子。
ジャンル毎(演劇・ダンスなど)に区別して、公演の写真を入れて紹介している。
韓国の作品を海外に紹介するカタログ的なもの。
3.THEATER/TOPS 1985-2009
プライド的な主観的な記事は少なく、
公演データなど客観的な材料だけ載せているという印象。
使用回数別ランキングがおもしろい。
4.ピッコロ劇場・30周年の歩み
県知事の挨拶、芸術監督や舞台美術家たちの言葉、
関わった人たち・外部の人たちの批判などが頭に掲載されている。
ここで、今回、どのような目的で本を出版するのか?
東京の30年間の小劇場の出来事も入れるか?等が話題に出る。
となると、年表をどうするかが重要になってくる。
年表は、劇場(貸し劇場としての)・タイニイアリス制作公演
・アリスフェスティバルの三つがあり、
分かれているが、一緒に見られるようなもの
(例:公共劇場の10年の年表のような形)にしたい、という意見が出る。
また、年表の中で何を見せるか?
とりあえず、日にちと場所を明確にするが、時間はどうするか?
ある客観的な整理をしておいて、
調べたい人の糸口になるようなものにすれば良い、という意見が出てくる。
また、上演名簿を次の会議の時に、用意する。
チラシのスキャンの問題は時間の関係で結論が出ず、会議終了。